大事なこと おとなの風疹予防

妊婦さんが風疹に感染すると、生まれてくる赤ちゃんに先天性風疹症候群CRS(心臓・目・耳などの重度の障害)が起こりうることを繰り返しお伝えしてきました。

妊娠初期の検査で風疹の抗体が不十分だったママや、公的な予防接種を受ける機会がなかった世代の男性には予防接種の重要性も繰り返しお伝えしてきました。

大人の風疹予防接種助成は2022年3月までの予定でしたが、コロナ禍にあり接種率が伸びなかったことで助成制度が延長されました。

2023年4月現在、伊東市や静岡県で実施している助成についてお伝えします。

胎児を風疹症候群から守るには
胎児を風疹症候群から守るには

1.風疹抗体検査と第5期接種(公費)

昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性

この世代の男性の抗体保有率が低く、感染者が多いのは制度上接種の機会がなかったためです。

この年代の女性の多くは、中学生の時に風疹の予防接種を受けています。

中学生女子に接種をする制度があったのも、妊娠初期に母体の風疹抗体価を調べるのも、生まれてくる赤ちゃんを重篤なリスクから守るためです。

風しん抗体検査・予防接種の受け方 2023.4

 抗体検査を受けたい/必要なら予防接種も受けたい人は

  1. 協力医療機関(伊東市内29医院抗体検査を申し込む
  2. 風疹抗体価検査を受ける(クーポン利用・無料)
  3. 後日結果を聞きに行く
  4. 抗体が不十分と判定されたら麻疹風疹ワクチンの接種を受ける(クーポン利用・無料)

※伊東市に住民票があることが必要です。

 


2-1.静岡県実施の風疹抗体検査(公費)

妊娠を望む女性・妊娠を望む女性の同居者・抗体が低い妊婦の同居者 は無料で検査を受けられます

  1. 申請書をダウンロードし提出(郵送可)する/熱海保健所 医療健康課 〒413-0016 熱海市水口町13-15  0557-82-9125     
  2. 保健所の審査の上受診券が発行される
  3. 協力医療機関で予約の上検査を受ける
  4. 後日結果を聞きに行く
 静岡県公式HP 風疹抗体検査事業 にて詳細をご覧ください。
※静岡県内に住民票があることが必要です(静岡市・浜松市は各市にお問い合わせください)。

 


2-2.伊東市実施「大人の風疹予防接種」(公費)

2-1の検査で抗体不十分と判定された方が対象

2-1.静岡県実施の風疹抗体検査 や妊婦健診などでH26.4以降に「抗体不十分」=HI法:16倍以下/EIA法:8未満/CLEIA法:14.0未満 と判定された場合は償還払いで接種を受けることができます。ご希望の方は、

  1. 伊東市役所 健康推進課 申請する
  2. 必要書類を受け取る
  3. 協力医療機関予約の上接種を受け、費用(¥11,000)を支払う
  4. 接種費用を市に請求する

※伊東市に住民票があることが必要です。

※妊娠中は接種できません。


母子手帳を確認してください

麻疹風疹混合ワクチンMRは2回うちましょう

第1期:1歳になったら

第2期:年長で

2回接種をすませてありますか?

時期を過ぎてしまっても接種をうけましょう(自費)。


第3期:中1で 

第4期:高3で 

※ 平成20年度〜25年度に就学・就職・その他問わず実施しました。

第3期・第4期により、平成2年度〜12年度生まれの方全てに、公費で2回接種を受ける機会がありました=令和元年5月現在、30歳未満の方全てに公費で2回接種を受ける機会があったことになります。