先日の満月の夜、虹の郷でライトアップされた紅葉を眺めてきました。
この日は思いのほか温かい日でしたが、朝晩の冷え込みが感じられるようになってきましたね。
空気も乾燥しています。
喘息とはまた違う咳をしている子が増えてきました。
問診票の「ゼーゼー・コンコン・ゴホゴホ・ケンケン」のケンケンに〇がついている時や、「変な咳」「聞いたことがない咳」と言われた時にはクループ(喉頭炎)を考えます(同時に異物誤飲も考えます)。
待合室から聞こえてくる咳や泣き声、泣いた後の息の吸い方で「あ、クループだな」と分かります。
犬が吠えるような、オットセイが鳴くような、甲高い咳、ケンケンとした咳が特徴的です。
喘息は息を吐く時に苦しいのですが、クループは息を吸う時に苦しいのが見分けるひとつのポイントになります。
声が嗄れたり、ひどくなると、息を吸う時に「ヒィ〜」「ゼ〜」「キュ〜」という狭い音がしたりするのは、ウイルスが声帯の付近で炎症をおこして腫れるから。
「鼻水」からの「口呼吸」も誘因になります。
知っておきたい事1
*乳幼児さんに多い
*夜中に症状が出やすい
咳が止まらない、吸気時に狭い音がする、肩で息をする、顔色や顔つきが悪い、そんな時は救急受診をしてください。
知っておきたい事2
クリニックでは
*喉頭の炎症を和らげる吸入や内服薬の処方をします。
おうちでは
*加湿器・マスク・バスタオルを干すなど加湿しましょう
*鼻で呼吸ができるように鼻はかんだり吸ったりしましょう
*大きな声&泣くのは「可能な範囲で」避けましょう